【コラム】アルセウス、ラティアス、メテオラ、ヴェネチア

ほまれ塾助っ人ライターのAです。

ポケモンの最新作「Pokémon LEGENDS アルセウス」が発売されました。

物語の鍵を握るのは、世界を創造したと言い伝えられる伝説のポケモン「アルセウス」です。

アルセウスは、千種類近くのポケモンがいる中でいまだに最強だという説があるらしいですね。

最近のポケモンについては、私より皆さんの方がよく知っているでしょう。

CMと公式ホームページを見ましたが、昔のポケモンと比べると、グラフィックはもちろん、あらゆる面において近代的になったなあと感じます。

魅力的な世界観や作り込まれた設定、キャラクター像、高度な戦略性などを楽しめるのは近代化の恩恵ですね。

ここで少し昔のポケモンの話をさせてください。

10年以上前にアルセウスの映画がありました。「アルセウス 超克の時空へ」です。

舞台はもちろんポケモンの世界なのですが、神話性・SF要素・伏線等が絶妙で、純粋に映画としてかなりおもしろい方だったと思います。(そして実際に売れました。)

ストーリーが神話に基づいているだけあって、風景は古代ギリシャ的な感じです。モデルはギリシャの世界遺産「メテオラ」です。

建物は「パルテノン神殿」などの古代ギリシャ建築の特徴をとらえたデザインです。登場人物の服装も古代ギリシャ的なデザインです。

「ダモス」というキャラクターが出てくるのですが、名前が「ス」で終わるのはギリシャ人男性の特徴です。(「アルキメデス」「ピタゴラス」「ゼウス」「ソクラテス」「アリストテレス」などは聞き覚えがあるでしょうか?)

映画などをきっかけに興味を持つと、自発的に調べたり学んだりできますし、無理に頭に詰め込むよりも効果的な場合があります。世界遺産はユネスコという国連の機関が認定すること、ユネスコのロゴはギリシャのパルテノン神殿であること、そのパルテノン神殿も世界遺産であること、現代の科学の基礎は古代ギリシャの都市で始まったこと・・・そしてポケモン最新作の山頂の神殿がパルテノン神殿に似ている理由がわかります。

「アルセウス 超克の時空へ」よりも昔、今から20年前の劇場版ポケットモンスター「水の都の護神 ラティアスとラティオス」にも世界遺産が出てきます。

「水の都」のモデルがイタリアのヴェネチアなのです。アニメと3Dの融合で表現された水の都の映像美が当時としては圧巻で、大きな話題となりました。これを観たらヴェネチアへ旅行に行きたくなるかもしれません。

作品をきっかけに海外旅行に行くのも良いですね。ゲームでは味わえない感動があるでしょう。

                                 

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