【学習について】パン屋も声優も役者も「勉強」をする

ほまれ塾助っ人ライターのAです。  

先日、「なぜ人は勉強しなければならないのか?」という問いに対して、「いろいろ理解できた方がおもしろいから」という答えを出し、ポケモンの名前を例にお話させていただきました。

特に小学校の勉強は、後の人生で勉強以外のことや遊びなどを理解する前提になることが多いので、春休みでもコロナウイルスに負けず学習に励んでいる生徒様にはきっと良いことがあるでしょう。前向きに取り組んでいただければと思います。

今日は、別の観点から、「なりたい自分になるため」「目標を達成するため」という答えを考えてみます。

たとえば、「来週算数のテストがあり、今の自分では80点しか取れないが、やっぱり100点を取りたい」とします。この場合、80点→100点と学力を伸ばすために1週間かけて算数を勉強します。

あるいは、「現時点では中堅高校しか狙えないが、1年後には難関高校に合格したい」という場合、1年かけて中堅→難関の分だけ学力を伸ばす勉強をします。

もしも、「イタリア語なんて全く話せないけど、旅行に行ったら本場の料理をイタリア語で注文してみたい」としたら、旅行の日までにイタリア語を勉強します。

このような、 「目標とする水準と現状の差を埋める活動」 「現時点ではまだ無い力を身に付ける活動」こそが勉強なのです。

したがって、年齢や分野に関わらず、「今より上をめざす全ての人は勉強をする」ことになります。

一見勉強とは関係が無いように思えるパン屋さんでも、今より良いパンを作ろうと思ったら、パンの焼き方や、 食材、調味料、保存料、 本場のイタリアやフランスの製法などを勉強します。ただ勉強する対象が国語や算数ではなくパンになるだけです。

声優さんや役者さんも勉強をします。ただ勉強する対象が国語や算数ではなく演技や脚本になるだけです。この記事を読んでいるあなたの好きな映画のシーンは、「より良い作品を作りたい」と熱意を注いだ声優さんや役者さんの勉強によって生まれたのです。

逆に言えば、もし「算数は80点取れれば十分」「中堅高校に入れればいい」「もっとおいしいパンを焼かなくてもいい」と考えれば「勉強」をする必要は無くなりますが、それでは成長が止まってしまいます。

日々の学習は、できれば前向きに取り組んだ方が負担が少ないですし、成果も上がりやすいですよね。保護者様や先生に言われていやいや勉強している人は、自分の目標を考えたり、目標に向かって進んでいるんだという意識を持ってみると良いかもしれません。

                        

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