【時事ニュース】コロナウイルスより恐ろしい(?) スマホ依存

ほまれ塾助っ人ライターのAです。  

コロナウイルスやスマートフォンの弊害のニュースをみていて、昔聴いた話を思い出しました。少し不気味なストーリーですが、スマートフォンの弊害の本質を突いていて参考になるかもしれないので、紹介してみようと思います。

何年か前に、ある有名な作家さんとお話をする機会がありました。いろいろなテーマの話をしている中で、 テクノロジー(科学技術) と人類の関わりの話題になった時に、その作家さんは「テクノロジーはウイルスに似ている」と言いました。

つまり、テクノロジーは、ウイルスと同様で姿はみえないが確かに存在していて、その上ウイルスと同様に人類を攻撃するつもりで活動していると言うのです。

実体の無い魔物のようなウイルスのような「テクノロジー」というものがこの世のどこかに存在していて、科学者や技術者の脳に乗り移り、道具や機械という実体を持って人間の世界に現れる。最初は農具や原始的な乗り物だったが、どんどん発展していき、より危険性の高い拳銃や自動車が開発され、人間にダメージを与えるようになる。さらにエスカレートして、例えば原発事故のように壊滅的な被害をもたらすようになる、というわけです。

普通は「テクノロジー」と言うと、「人間の生活を便利にするために、人間が考えて生み出した道具のようなものである。ただし使い方を間違えると危険だ。」と考えがちですし、社会や国語の問題文でもそのように説明されることが多いと思います。しかし実はそうではなく、「テクノロジーは、初めから人間を攻撃するつもりで、外から人間の世界にやってくる。」というわけです。

このストーリーはあくまで一つの解釈であり、作家流のジョークも入っているでしょう。テクノロジーをあまり否定的にとらえる必要は無いでしょう。テクノロジーには良い側面もたくさんありますし、私がこうしてブログを書いてほまれ塾の皆さんに読んでいただけるのもテクノロジーのおかげです。

ただ、近年の原発事故や環境破壊、そして深刻化するスマホ依存の現状をみていると、「テクノロジーがウイルスのように人類を攻撃する」というストーリーは、不気味ですが本質を突いているような気がします。 駅で歩きスマホをして歩行者にぶつかる人をみかけたり、長時間のスマホ使用で生活に支障が出ている人をみたりすると、対策が必要だなあと思います。

現在、コロナウイルスの被害が世界中に広がっています。横浜港のクルーズ船は今も隔離されたままです。しかし、各国が対策を講じていますし、ワクチンも開発されつつあり、私は専門家ではないので保証はできませんが、あと数カ月もすれば人類にとって大きな脅威ではなくなるでしょう。今年の年末の流行語大賞ではノミネートされそうですが、来年には下火になっているでしょう。

スマホ依存は違います。

下火になるどころか、むしろユーザーに長時間スマホをさせるような仕組みが次々と開発され、学び盛りの子どもたちを中心に被害が拡大するでしょう。

特にスマホゲームにはそうした心理学やアルゴリズム(できるだけ長時間ゲームをしたり課金したりするように開発側が設定した仕組みのようなもの)が使われていますので、注意した方がよいでしょう。

そして、注意するだけでなく、勢力を増しながらウイルスのようにお子様に忍び寄るスマホ依存に打ち勝つためには、有効な「ワクチン」や強い「免疫」も必要です。

先週もブログ内でいくつか書かせていただきましたが、また対策を紹介してみたいと思います。

                    

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