初めまして、ほまれ塾講師です。
今回は「勉強する上で大事なこと」をテーマといたしましてお話させて頂こうと思います。
私が個人的に大事だと思うのは「“人”を信頼し過ぎない」ことだと思います。言い換えると、「“人”に依存しすぎない」こととも言えます。
まず、勉強といわれるものに共通していることは「努力すれば誰でも理解出来る」ということです。「理解出来る」と言いますと誤解を生む可能性があるので注意しておきますが、「(努力によって)理解が可能である」ということです。「簡単に、すぐに理解出来る」という訳ではありません。
高校レベルまでの勉強では歴史の偉人の難解な思想を解読するようなこともありませんし、なにか新しい理論を生み出すようなことも必要ありません(それは研究であり、ここでは勉強とは区別します)。高校レベルまでの勉強は、その大部分が時間をしっかりかければ理解が可能なものです。と考えれば、極端なことを言えば、勉強とはとことん考え抜けば自分一人でも完遂できるものであると思っています。
むしろ「“人”を信頼しすぎること」が弊害をもたらす時もあります。
例えば、
「分からない問題があれば(自分で考えることを試みずに)すぐに先生に聞く」
「なんとなく、勉強が得意な友達の勉強方法をマネする」
「インターネットや冊子で書かれている勉強法をすべて正しいと信じてその通りに実践する」
などは、時に本人の思考停止を生みます。一時やり過ごせても、成長が生まれにくいのです。
もちろんこれらの手段を否定するわけではありません。
しかし、「何が最善の勉強方法か」は自分で考えて見つけ出すしかないのです。
なので、勉強する上では「“人”を信頼する」=「“人”に依存する」ばかりでなく、しっかり自分で一つ一つの問題を思考し、納得したら次に進むべきだと思います。
ただ、「“人”への信頼」は精神的負担を軽くしてくれます。これは勉強においてかなり大事なので、「“人”への信頼」がいけないのではなく、「過ぎない」ことが大切なのです。
少しばかり話が冗長になってしまいましたが、私が指導するうえで大事にしている点を紹介させていただきました。生徒が思考する機会を適切に設け、自主的な勉強を促し、一人立ちできる能力を養ってまいります。
以上で今回は終わらせて頂きたいと思います。お付き合いありがとうございました。