【時事ニュース】8月15日。伝説のポケモンにこめられた平和への願い

ほまれ塾助っ人ライターのAです。

今日は伝説のポケモン「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」の話をしたいと思います。

レジ袋の有料化にかけたわけではありません。戦争と平和の話です。

今日の午前中に環境相が靖国神社を参拝したことがニュースになりましたね。 8月15日は終戦の日で、毎年この時期は第二次世界大戦の話題が増えます。ほまれ塾のブログでも少し取り上げます。

◆戦争の様子が伝えられる

上述の3体のポケモンが登場する地方は、ちょうど日本の九州を90°回転させたような形をしています。そして捕獲する過程で訪れる場所は、第二次世界大戦時に空爆や原爆の被害を受けた場所に該当します。

プレイヤーは数々の暗号やパズルを解いていくのですが、その中で戦争の様子が比喩的に語られます。たとえば、パズルを解く際に深海魚のポケモンとクジラのポケモンが必要になるのですが、これらのシルエットは広島と長崎に投下された原子爆弾の形状によく似ています。

技の名前にもメッセージが隠されています。

3体ともレベル89(バージョンによって若干異なるようですが)で「破壊光線」を覚えますが、これは8月9日に長崎に原爆が投下されたことを表しています。

「げんしのちから」という技も覚えます。本来の意味は「原始時代」「原始人」「原始的」などの「原始」ですが、ここでは「原子爆弾」や「原子力発電」に用いられる「原子力」の意味が重ねられていると考えてよいでしょう。

忘れていた技を思い出すことのできる道具があるのですが、この道具を使うと3体とも「だいばくはつ」を覚えます。これも原爆や空爆の比喩であり、さらに言えば「忘れていた過去の重要なできごとを思い出す」というニュアンスもこめられていると考えられます。

ブログでは文字数制限があるため全ては書ききれませんが、このようなメタファー(間接的な比喩表現)がたくさん出てきます。ただし、中にはデマやこじつけもありますので、真偽をみきわめる判断力を持っていてください。

           

◆平和への願い

ストーリーの中で第二次世界大戦が比喩的に語られますが、ポケモンの開発者は、ただいたずらに子ども用のゲームにマイナスな話題を入れているわけではありません。

「ポケモンで遊んだ時点では第二次世界大戦のことや細かいことは分からなくてもいい。大人になってから戦争やその他の社会問題を理解し、平和のために考えてほしい。」という意図を持っています。

第二次世界大戦・戦争・平和などについて、保護者様に聞いてみてもよいですし、歴史や政治に詳しい友達と話してみるのもよいでしょう。

          

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