【時事ニュース】地球温暖化と時事のコツ:昔は「猛暑日」なんて無かったんです

こんばんは。ほまれ塾助っ人ライターのAです

8月も終わり2学期が始まりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

そこで今日は、時事ニュースとして地球温暖化についてお話した後、時事のコツを少し紹介したいと思います。

                                                  

「このまま温暖化が進めば人類にとって大きな被害が発生する。温室効果ガスを減らすなどの対策が必要だ。」ということは誰もが頭では分かっています。

しかし、日本に住んでいる私たちにはあまり実感が無いかもしれません。

国によっては、状況はもっと緊迫しています。

たとえば、ロシアでは、温暖化によって住宅地の地下の氷の層が溶けることにより、家やアパートが傾いたり壁が崩れたりしています。

南太平洋のツバルは、海抜が数メートルしかないため、海面が上昇すれば海に沈んでしまいます。それどころか、南太平洋には近年の温暖化で既に沈んでしまった島もいくつかあります。

つまり、「いずれ温暖化の影響で大きな被害が発生するだろう」という段階ではなく、既に温暖化の影響で被害が発生しているのです。

日本はどうでしょうか。

まず、ここ数十年で確実に温暖化しています。

皆さんが生まれる前のことですが、20年ほど前は、1年のうちで最も暑い8月でも今ほど暑くならず、9月に入ればかなり涼しかったのです。保護者の方々に聞いてみてください。

また、35℃以上の日を天気予報では「猛暑日」と呼び、近年は猛暑日となることも珍しくありませんが、「猛暑日」という用語が作られたのは2007年のことです。つまり、それ以前は35℃を超えることなど滅多になかったため言葉自体が必要なく、たまに30℃を超えた日に「今日は真夏日です」と言っていたのです。

このように温暖化している日本では今何が起きているでしょうか。

ニュースで映像を観た方も多いと思いますが、今週は神奈川県横浜市で大雨により避難勧告が発令されました。先週も九州で大規模な洪水が発生し、工場の油が流出するなどの二次的な被害も発生しました。熱中症の被害に関するニュースもよく聞きますね。

洪水も熱中症も昔からありましたが、今ほど多くはありませんでした。

ロシアや南太平洋の島々ほど直接的ではないものの、日本でも温暖化の影響が出ていると言えそうです。

地球温暖化は、政治・経済・科学技術、さらには倫理観など多くの分野と重なる大きなテーマです。今日は最近の日本を概観するにとどめ、時事のコツを少し紹介して終わりにしたいと思います。

                                                               

◆時事のコツ

 時事は勉強というより習慣の問題です。数学や英語のように時間をかけて学力を養成する必要はないでしょう。小~高レベルの時事ならなおさらです。良い参考書や授業を活用して、よく問われるテーマを予め知っておき、日頃から新聞を読みニュースを観ていれば自然と分かるようになるでしょう。

 あとは、「広く浅く知る」ということもコツの一つです。極める必要は無いのです。詳しくはまたお話できればと思います。

                                     

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