ほまれ塾助っ人ライターのAです。
ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールの発売から1か月が経ちましたが、ポケモン図鑑完成の旅は順調でしょうか。
こんな書き出しで始まる個別指導塾のブログは世界でも珍しいかもしれませんが、おもしろい素材であるだけでなく、現代社会を考える上で重要なメッセージも隠されているため、今日の話題にしたいと思います。
①「歴代最強のチャンピオン」シロナ
「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」は、2006年に発売された「ダイヤモンド・パール」のリメイク版です。
2006年は初代ポケットモンスターから数えて10周年となる年であり、「ダイヤモンド・パール」は「究極のポケットモンスター」と銘打って壮大なスケールの作品となりました。
ダイヤモンドは自然界に存在する最も硬い物質であり、パールは完全な円を表します。伝説のポケモン「ディアルガ」は時間を司り、「パルキア」は空間を司ります。
そして主人公は時間と空間の神話をめぐって冒険するという壮大なストーリーです。
ゲーム内でラスボスに相当するチャンピオンのシロナは、「ダイヤモンド・パール」より前の世代のチャンピオンたちよりも強めに設定されていて、「歴代最強のチャンピオン」と呼ばれました。Googleで「シロナ」と検索すると「シロナ 勝てない」と表示されるほどです。
②「史上初の女性チャンピオン」シロナ
「歴代最強のチャンピオン」と呼ばれるシロナには、もう一つの呼び方があります。「史上初の女性チャンピオン」というものです。
シロナより前の世代のチャンピオンたちは、博士の孫で主人公の幼なじみであったり、元トレーナーから昇格したドラゴン使いであったりとバラエティに富んでいましたが、必ず男性でした。シロナは画期的だったのです。
現実の世界で海外を見てみると、イギリス、ドイツ、デンマーク、フィンランド、ニュージーランドなど、女性の首相は珍しくありません。
一方、日本では今年首相が変わり、人気のある候補者がいたりもしましたが、女性が首相になるという発想がまだ一般的になっていないようです。
今後、日本で女性が首相に就任した日には、海外メディアは「日本、史上初の女性首相」といった見出しで大きく取り上げるでしょう。
首相や国会議員比率に限らず、男女平等な社会は今後の日本の課題です。
また、近年のポケモンでは、有色人種とされるチャンピオンや人気のキャラクターが活躍したり、主人公の肌の色を選択できたりします。多様性や社会問題を理解できる人に育ってほしいという意図が表れています。
昔のポケモンでは、反戦・原子力・遺伝子などがゲーム中のシナリオを通じて語られていました。
みなさんには、ぜひ、多くのことを学んで、平和のために行動できる知性と思いやりを持った大人になってほしいと思います。
ほまれ塾
個別説明会・入塾の問い合わせはコチラから