いま私達が生きている時代は大きな変化を迎えています。例えばAI(人工知能)の発達がその最たる例の一つと言えます。偉人が生涯を費やして発見した知識が、インターネットの発達により誰でも数分で手に入るようになりました。加えて自分で検索せずとも携帯機器に問いかければAIが自動で調べてくれる機能もあります。AIの発達は今後ますます進んでいくことでしょう。時代とともに入試制度も変化を見せています。大学入試ではセンター試験のような完全マークシート型の試験が記述式を取り入れた試験に変わっていき、また他にもAO入試や公募推薦など、より思考力や表現力が問われる入試制度が拡大しています。神奈川県公立高校入試においては近年マークシート方式が導入されましたが、あらゆる知識を活用して複雑な思考過程をクリアしなければ正答にたどり着けない問題も多く、知識の単純暗記は通用しなくなってきました。加えて高校入試の段階で面接試験が課されますので、中学生にして「自分が何者であるのか」を思考し表現できなくてはいけません。
このような背景から、これからの時代は以前にも増して思考力や表現力が試されるようになることは明らかです。私はこれらの能力をまとめて「個性」と言い換えています。日常生活におけるあらゆる経験が個性を磨く糧となりますが、私はその中でも勉強における成功体験や失敗体験は一際成長の糧になると考えています。ほまれ塾ではこのどちらも大切にします。成功体験(=試験で点数が伸びたなど)ではどのような取り組みが成功のきっかけにつながったのか、次も成功するためにはどのように勉強していくのが良いのかを生徒と一緒に考え指導します。また、失敗体験(=試験で点数が伸びなかったなど)も見過ごさず、次の成功に結びつけるためにはどのように改善をすれば良いのかを生徒と一緒に考えていきます。このようにして小さな成功を一歩ずつ積み重ねその度に生徒の努力をしっかりと誉めることで、誉れ高き個性を磨いていくことこそ当塾の目標です。そのため日々の指導で少し大変な学習量を課すことも時にはありますが、生徒達には社会に出た際に直面する様々な試練に立ち向かう力を身につけてほしいと願います。
冒頭の話になりますが、今後の時代は単純作業を始めとしてあらゆる作業はAIが担っていくことになるでしょう。そのような時代では「物事をどのように捉え、考え、表現していくのか」というような、その人の個性が問われる場面が一段と増えてくるに違いありません。時には明確な答えも無く、数学のどんな難問よりも難しく感じることもあると思います。しかし成長の幅が大きい学生時代に成功と失敗を積み重ね、しっかりと研鑽を積んだ誉れ高き精神の持ち主であればそのような試練にも果敢に立ち向かうことができるはずです。誉塾は、生徒達一人ひとりがこれからの時代に直面する様々な試練を乗り越える力を身につけられるよう、勉学を通じて精一杯応援いたします。