ほまれ塾助っ人ライターのAです。
先週のブログ で、「英単語を覚えるコツは、文脈の中で覚えることと、音読することだ」という話をさせていただきました。他にもコツはありますが、最も結果が出やすいのはこの2つです。英単語でつまずいている生徒様は参考にしてみてください。
今日は、「覚えなければならない英単語の数」について考えてみます。
①大学入試の語彙レベル
大学入試には何単語必要なのでしょうか?
まず、「単語数をどう数えるか」という問題があります。小学生でも習う「apple」「book」などを数に入れるか、「act」「active」「action」を3語と数えるか1語と数えるか、などの問題です。
こうしたことでかなり計算結果が変わってきますが、ある数え方によると「3,000語」、難関大学では「4,000語」となります。
さて、これは多いのでしょうか?それとも少ないのでしょうか?
参考のために、同じ数え方で、英語を母国語とする人の語彙数を調べてみると、なんと3歳の時点で3,000語あり、10歳の子どもは10,000語もあるのです。難関大学の2倍を軽く超えています。大人だと20,000~35,000語程度だと言われています。
「語彙数が多い」というのは、英語という言語の特徴の一つで、「イギリス人やアメリカ人が使う英語の語彙数」は、「フランス人が使うフランス語の語彙数」や「スペイン人が使うスペイン語の語彙数」よりもずっと多いのです。
私は、自分が高校生の時、「難関大学の語彙レベルは現地の小学校3年生程度だ」と聞いて衝撃を受けたのを今でも覚えています。
②ポケモン図鑑の語彙レベル
大学入試で必要とされる英単語は、英語圏の人が使う英単語と比べると、かなり範囲が制限されています。
これは英語版のポケモン図鑑を読んでみると実感できます。
ポケモン図鑑の説明文は、対象年齢を考えれば、小学生でも抵抗なく理解できる必要があります。「ポリゴンの体はプログラムでできている」「カイリューは16時間で地球を1周する」といった話が、小学生でも辞書を引かずに読める単語で書かれています。
しかし、見事合格を勝ち取った難関大学の1年生でも、辞書を引きながらでないと読むことはできません。ポケモン1匹あたり15~20語程度の記述ですが、その中に知らない単語が次々と当たり前のように出てくるのです。
③結論:意外と多くない!
仮に途方もない数の英単語を覚えなければならないとなると、重圧を感じるでしょう。
ですが、大学入試の英語の問題は、語彙数をかなり制限して作られています。
文章の中に高度な語彙が出てくることもありますが、注釈が付いていたり、出題されなかったりするのが普通です。
日頃から学習していれば、「多すぎて覚えられない」などということはありえません。
そして高校入試の英単語は、さらに少ない上に、個々の単語も簡単です。
ぜひ、「意外と多くない」という事実を知って、英単語を軽やかに攻略してください。
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