こんばんは。ほまれ塾助っ人ライターのAです。
今年もハロウィーンの季節ですね。
街はハロウィーンの装飾で賑わい、一方で渋谷区は混雑等の対策として1億円の予算を組んでいます。
ところで、ハロウィーンと言えば仮装のイメージがありますが、元々は古代ケルト人が秋の収穫を祝ったり悪霊退散をしたりするお祭りだったと考えられています。(「古代ケルト人」とは、今のアイルランド・スコットランド・ドイツなどの辺りに紀元前に暮らしていた民族のことです。ケルトの音楽はかっこいい曲が多いので、興味がある方はYoutubeで聴いてみてください。)
現代と違って食べ物が簡単に手に入らず、寒い冬に備えて、秋のうちに十分な量の食べ物を確保する必要があったわけです。
このような「冬に備えて、秋のうちにしっかり活動しよう」というDNAは、古代ケルト人だけではなく、多くの生物のDNAに組み込まれています。秋になるとたくさん食べて脂肪を蓄え冬になると冬眠するクマなどは典型的な例ですね。
私たち人間も、冬眠をするわけではありませんが、大昔の記憶は残っています。厳しい冬に向かう時の「危機感」や「生きるための本能」が、「集中力向上」や「記憶力向上」といったプラスの結果となって表れるのです。
日本語には、「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」といった言葉がありますね。秋は成果が上がりやすいことを、昔の人は経験的に知っていたのでしょう。
小学生~高校生のみなさんにとっては、秋は学習をする上でとても良い季節だと言えます。
では、毎年秋を待たなければならないのかと言うと、そうではありません。
春夏秋冬は1年の周期ですが、1日の中にも周期はあり、多くの実験結果から食前は食後より集中力や記憶力が高まると言われています。生きるために狩を成功させる必要があった太古の記憶の名残なのかもしれません。
また、現代の脳科学では「脳の創造的な能力は朝の方が夜より高い」「暗記をするには寝る前の方が適している」といったこともよく言われています。
もちろん学説や研究結果は常に正しいとは限らず、自分の経験や講師・保護者様などのアドバイスも総合的に考える必要があります。
しかし、無理をして長時間机にしがみついて勉強するよりは、脳の仕組みを知って効率的に学習する方が、短い時間で大きな成果を上げられるでしょう。
是非、効率の良い勉強方法を、人に聞いてみたり、自分でも模索してみてください。
学習の効率が上がれば、空いた時間でYoutubeでケルト音楽を聴き、仮装を楽しむこともできるかもしれませんね。
ほまれ塾
TEL:042-785-2995