【コラム】365日のマジック

ほまれ塾助っ人ライターのAです。

6月になりました。

カレンダーをみてみましょう。

祝日が1日もありません。平日の部分がまっ黒です。

毎日学校で友達と会えて嬉しいですね。

それとも、1日の休みも無く勉強ばかりでくたびれてしまうでしょうか。ゴールデンウィークが黄金に輝いていた5月の方がお好みでしょうか。

祝日が無くてがっかりした方のために、カレンダーを題材として簡単なマジックをやってみようと思います。

◆マジック「来年の今日は何曜日」?

「来年の今日が何曜日か当てる」というマジックです。早速やってみましょう。

今年の6月1日は水曜日です。では、来年の6月1日は何曜日でしょう?答えは木曜日です。

6月でなくても当てられます。7月7日の七夕の日は、今年は木曜日です。なので来年の七夕は金曜日です。

8月のカレンダーをみると、今年の山の日(8月11日)は木曜日です。来年の8月11日は、来年のカレンダーをみなくても金曜日とわかります。

当てずっぽうで適当に答えているわけではありません。カレンダーを暗記しているわけでもありません。マジックです。タネを当ててみてください。

タネ明かしをしましょう。やり方は簡単で、一つ次の曜日を言うだけです。今年のある日付が火曜日だったら、来年の同じ日は水曜日です。今年が日曜日なら来年は月曜日になります。スマートフォンでカレンダーをみてみるとわかります。

なぜこのマジックが成立するのでしょうか?

答えは「数学」です。数学の威力です。

1週間は7日なので、7日後は同じ曜日になりますね。14日後も同じ曜日です。21日後も70日後も700日後も同じ曜日です。7の倍数だけ経過すれば同じ曜日になります。

ここで1年が何日あるか思い出してみましょう。365日ですね。

365は、「365=(7×52)+1」と分解できます。あるいは、「365日は52週間と1日である」と考えてもよいでしょう。

364日(52週間)経つと同じ曜日になります。これに1日プラスします。(※うるう年の場合は、は2月が1日長いので一部計算方法が変わります)

この数理が分かっていると、旅行の計画を立てたり、祝日が土日とつながって連休になるか考えたりする時に便利です。

また、数理のおもしろさも感じられます。上述のマジックのような計算を発展させると、もっとすごい数式ですごい計算ができるようになります。数学って意外とおもしろい!と思える瞬間が訪れるかもしれません。

                      

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