ほまれ塾助っ人ライターのAです。
みなさんは算数の文章問題は得意でしょうか。
あるいは、もしこれを読んでいる保護者様がいらっしゃったら、子どもの頃得意だったでしょうか。
計算問題が解けても文章問題が解けないことって、けっこうあると思います。
これはいつの世代でもあることで、解けない原因と、解けるようになる対策もだいたい分かっています。
対策はいくつもあるのですが、一つは「状況をイメージすること」です。
昨年、今年とコロナウイルスの影響で花火大会が中止になって寂しいので、花火を例に説明します。
こんな文章問題が出たとしましょう。
「花子さんは花火大会に行った。花子さんのすぐ近くで打上花火が打ち上げられ、空まで上がって光った後、1.2秒経ってからバーンという音が聴こえた。花火は何メートルの高さまで上がったか。ただし、光はどんな距離も一瞬で移動し、音の速さは秒速340メートルであるとする。」
この問題を解く鍵は、状況をイメージすることです。
想像してみましょう。
地上で火をつけて打ち上げられた花火玉が、空で爆発します。
爆発した瞬間、光と音が同時に花火玉を出発し、すごい速度で進みます。
音は1秒間に340メートル進みますので、「花火玉が爆発してから花子さんが爆発音を聴くまでの1.2秒」の間に「340×1.2=408(メートル)」進みます。
よって、花火玉は地上から408メートルの高さで爆発したことが分かります。
◆文章問題を得意にする方法
この花火の問題は、イメージすることさえできれば、計算は簡単です。
イメージできなかった場合も、気にする必要はありません。
実際に花火大会に行って花火を観てみたり、光と音の実験をしたり、読書をしたりしてみましょう。問題文を読んで光と音が空間を進む情景をイメージできるようになります。その上で問題演習をして慣れていきましょう。
反対に、「問題文を読んで状況を把握することは簡単でも、計算がむずかしい問題」もあるでしょう。そうした問題には、計算力を上げることで対応できます。
ありがたいことに、「文章問題が解けない原因」と「解けるようになる対策」はだいたい分かっています。熟練した講師が見ればすぐわかりますし、わかりやすい参考書もあります。
「道のり(距離)・速さ・時間」の問題や算数に限らず、文章問題を得意にする方法はいくらでもありますので、講師に相談してみましょう。
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