ほまれ塾助っ人ライターのAです。
桜の花が咲き、街にも学校にも春らしいさわやかな風が吹くようになりました。
そんな時、学年が上がったことで今まで以上に多くの英単語を覚えなければならず、せっかくの春の気分がかき消されてしまってはもったいないですね。
そこで、今日は英単語を覚えやすくするコツを考えてみます。
◆「spring」の意味は?
「spring」という単語を例に考えましょう。
「春」のことを英語で「spring」と言いますね。
しかし、バネのことも「spring」と言います。
他にも、ドアが突然開いたり、罠が発動したりすることも「spring」と言います。英語圏の映画やテレビを観ているとよく出てきます。
「春」もspring、「バネ」もspring、「ドアなどが突然開く」もspring、「罠などが発動する」もspring…
辞書でspringを引いてみると、10個以上も意味が載っている…
覚えなければならない単語はspringの他にもたくさんあるし、他の教科の宿題もあるし、映画も観たいのに、ああ、私のspring(春)が!
そんな時、ちょっとしたコツで多くの意味を覚えやすくなります。
「核となるイメージ」を理解すると簡単になるんです。
「spring」の場合、「今まで止まっていたものが動き出す様子」、あるいは「突然」とか「発生」という概念が「核となるイメージ」です。
「春」は、寒い冬の間止まっていた活動が再開し、花が咲いたり新生活が始まったりするから「spring」と言います。
「バネ」も、蓄積されていたエネルギーが運動に変換されて勢いよく動き出すから「spring」と言うんです。
これらの他、泉や水源やぜんまいのこともspringと言ったりしますが、「核となるイメージ」が分かっていれば意味をイメージしやすく、結果として少ない学習量で覚えられます。
それだけではなく、初めて読む文章で出てきた単語が知らない使い方をされていたとしても、意味を正しく推理できることもあります。
個々の意味を一つ一つ暗記しなければならない局面もありますが、その場合も負担がずっと少なくなりますし、納得感があっておもしろみを感じられるでしょう。
◆英語は多義語が多い
多くの意味を持つ単語は「多義語」と呼ばれます。
そして「英語は多義語の言語だ」と言われます。他の言語と比べて多義語が多いのです。
それだけに、英語の学習は、多義語を知らないと途方も無く膨大な暗記に思えますが、裏を返せば、多義語の攻略法を知っておけばむしろ効率的に学習できるのです。機会があればコツを詳しく説明してみたいと思います。
余裕を持って英単語を攻略し、楽しいspringをお過ごしください。
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