ほまれ塾助っ人ライターのAです。
今日は英単語の効果的な覚え方を考えます。
英単語を覚えられなくて悩む人は少なくありませんが、何かコツはないのでしょうか?
答えは「ある」です。しかも、簡単で、誰にでも効果があります。
①文脈と共に覚える
②音読する
この2つです。大きな悩みをあっさりと片づけてしまいましたが、これが真実です。
実際には、他にもいくつものコツがあるのですが(復習のタイミングを計算する、ラテン語を知る、語源を知る、要素へと分解する、多義語を意識する、対義語・同義語をまとめる、紛らわしい単語を整理する・・・)、小学校の授業~大学入試程度のレベルであれば、最も結果に結びつくのは上記の2つでしょう。
また、上記の2つをせずに他のコツを実践しても、例えば、「ラテン語を知り、復習のタイミングを計算し、紛らわしい単語を整理した上で、文脈なしに単語だけを黙読する」などしても、成果は出にくいでしょう。
文脈と音読が有効である理由は、「単語が意味を生成する仕組み」や、「脳が言語を理解する仕組み」を考えると分かります。詳細はインターネットで検索すると出てきたり、科学的に研究している大学や研究機関があったりしますが、自分で実際にやってみた方が分かるかもしれません。
「単語帳で何ページ分も覚えたけど、全部忘れてしまった・・・でも教科書の本文や洋楽の歌詞に出てきた単語は覚えている!」
「無言で単語を眺めていても頭に入らない・・・でも音読した単語は耳に残っている!」
このような体験をすれば、経験的に理解できます。
◆実践編
効果的な方法が分かったら、あとは実践あるのみです。授業の復習をする時などに試してみてください。
今日は、私の方でポケモン図鑑風の英文を3つ考えてみました。これで実験してみましょう。
(1)Porygon is an artificial
pokemon. It was created by scientists.(ポリゴンは人工のポケモンである。科学者たちによって創られた。)
(2)Lapras is an intelligent pokemon. It can
understand human language.(ラプラスは賢いポケモンである。人間の言葉を理解できる。)
(3)Metamon can transform itself into anything.(メタモンはどんなものにでも変身できる。)[なお、メタモンの正式な英語名は”Ditto”です]
わからなかった単語は辞書で調べます。文法等は講師に聞きます。
そして文の意味を理解できたら、何回か音読します。
すると、こんな短い例文でも10個の単語を覚えられます。
1.artificial:人工の
2.create:創る
3.scientist:科学者
4.intelligent:賢い
5.understand:理解する
6.human:人間
7.language:言語
8.transform:変身する
9.itself:それ自身
10.anything:あらゆるもの
もしこの10個を文脈なしに覚えたとしても、すぐに忘れてしまうでしょう。それに文の中でどう使うかもわかりません。文脈の中で音読することは、一見遠回りですが、実は近道だと言えます。
ポケモン図鑑という文脈の中で”artificial”
”intelligent” “transform”を覚えたあなたなら、次の英文を理解できるはずです。
Artificial Intelligence will transform our
future.
AI(人工知能)に負けることなく、アフターコロナの未来を生きていきましょう。
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