ほまれ塾助っ人ライターのAです。
先ほど、図形問題を得意にする方法について考えていたのですが、図形をむずかしく考えずに三角形や円や立体に親しむことが一つのコツではないかと思えてきました。そこで、今日は図形に関するピラミッドの謎を紹介してみたいと思います。
【謎①】古代エジプトの建築技術
有名なエジプトのピラミッドは、高さが約146mもあり、底面は一辺が約230mの正方形という巨大な建造物です。
ピラミッドが建設されたのは紀元前2500年頃と考えられていますが、長さや角の誤差が0に近く、当時の技術でこれほど精密に作ることができたのは大きな謎とされています。
【謎②】ピラミッドに隠された円周率
ピラミッドを一つの立体ととらえて高さと底面に注目すると、さらに大きな謎が姿を現します。
高さの半分に円周率をかけると、底面の1辺の長さとほぼ同じになるのです。
別の見方をすると、「半径が146mの円の円周」と「1辺が230mの正方形の周の長さ」はほぼ同じになるのです。(興味がある方は電卓で計算してみてください)
これは偶然かもしれませんし、ピラミッドの設計者が意図的に設定したのかもしれません。
【謎③】円周率の正確さ
なお、円周率は3.14159265…と無限に続く数であり、現在ではコンピューターによって何兆桁という正確さで算出されていますが、人類の文明が始まったばかりの頃は「3より少し大きい」程度しか分かっていませんでした。
今のところ、人類史上初めて3.14まで求めたのは古代ギリシャのアルキメデスだと考えられていて、これは紀元前3世紀のことでした。
さて、ここでまた謎があることに気付いたでしょうか?
円周率を3.14まで求めたのは紀元前3世紀のアルキメデスですが、ピラミッドが建てられたのは紀元前2500年なのです。
つまり、アルキメデスより2000年以上も前に、古代エジプト人はアルキメデス並みの正確さで円周率を計算していた可能性があるのです。
これは研究者の間でも大きな謎で、いまだに解明されていません。古代エジプト人がピラミッドに隠した謎の円、まさにミステリーサークルです(ちょっと違う?)。
【謎④】謎は無限大
ピラミッドは、建築技術や円周率の他にも、「中の温度がなぜか一定に保たれる」「照明をどうしていたのか」など、多くの謎に包まれています。
そして円周率は、無限に続くことや謎の要素を持つことによって、数学の問題になったりデザインや脚本に用いられたりします。
人間は、解けない謎や不思議なことにおもしろさを感じることがありますよね。
反対に、学校のテストや入試のような答えがある問題は、制限時間内に解くのがたいへんですが、そこさえ攻略すれば、答えの無い問題よりずっと簡単だったりします。図形問題も例外ではありません。改めてコツをまとめてみたいと思います。
ほまれ塾
個別説明会・入塾の問い合わせはコチラから