ほまれ塾助っ人ライターのAです。
先週はspring(春)という単語を例に英単語のコツを考えてみました。
今日は英文法のコツを考えます。
早速本題に入りますが、「文法が好き」という人はほとんどいないと思います。
英語は好きな教科だ、という人も、好きなのは単語や読解であって、文法はおもしろくないと感じることが多いでしょう。
私も学生の時は文法はおもしろくないと思っていました。 テストのために文法規則を覚えさせられるといやになってしまいますね。
しかし、文法というものは、覚えるというよりも考えて理解すると習得しやすくなります。これは、英語だけではなく、他の外国語やプログラミング言語についても同様です。
英語を学び始めた人が最初の方に習う「疑問文」を例に考えてみましょう。
教科書や授業では、こんな風に習うのではないでしょうか↓
「これは本です」と言う時は「This is a book.」で、「これは本ですか?」とたずねる時は「Is this a book?」。疑問文では、主語とbe動詞の順番を逆にして文末に「?」を付ける。
理屈抜きに規則を覚えさせられるだけで、「This」と「is」を逆にする理由は説明されないのが普通です。
分かりやすい講師や先生なら、次のように説明してくれるでしょう↓
「this is a book」は「これは本です」を意味するという前提が、人間の頭の中にはある。したがって、本来の順番をひっくり返して「is this a book」と並べ替えることによって、「あれ?何かがおかしいぞ?」という感覚を表現できる。また、ひっくり返すことによって、「正しい形に直してください」という意味合いが生まれ、相手に何かを尋ねる文を作ることができる。
疑問文はこういう仕組みで作られていたんですね。
本来の順番をひっくり返すことによって「あれ?正しい形と違うぞ?」という違和感や「直してください。答えてください。」という質問を意味するという方法は、英語の文法やフランス語の文法でよくみられます。日本語や中国語ではあまり使われず、イントネーションや「?」で疑問の意味を表します。
もし参考書で文法の勉強をしていてつまずいたら、分かりやすい講師を頼りましょう。
「be動詞」「代名詞」「関係代名詞」「指示代名詞」・・・といった用語ばかりでつまらない分野の代名詞だった文法が、「なるほど!そういうことか!」と納得して頭に入ります。最後はだじゃれで終わりましたが、新年度も効率的に学びましょう。
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