【学習について】クイズ:日本の裏側はブラジル。では、アメリカの裏側は?

ほまれ塾助っ人ライターのAです。  

2019年もいろいろなことがありましたね。皆様冬休みを満喫されているでしょうか。

学校の授業が無いところへ、一つクイズを出してみようと思います。合わせて、2020年の時事や社会科の理解に役立つかもしれないトピックも入れてみたいと思います。

◆アメリカの裏側は?

標題のクイズの答えが分かった方はいるでしょうか?

分かった方は、相当地理に強いか、よくニュースをみている人でしょう。その調子で学習を進めてください。(ちなみに私は学生の時は知りませんでした。)

正解は「インド」です。

インドと言うと、カレーとかインドゾウとかのイメージでしょうか。日本で暮らしている私たちにはあまりなじみが無いかもしれませんが、実は、アメリカの裏側にインドがあると、すごいことが起こるのです。

◆知られざるインドの影響力

まずは、現代社会が情報志向型の社会であることを思い出してみましょう。

皆さんは生まれた時から身近にスマートフォンやインターネットがあり、SNSを始めとする大量の情報の受発信は当たり前の日常です。しかし、私や竹田教室長が子どもだった時代には、インターネットなどというものはまだ普及していませんでした。今のように大量の情報がインターネット上を飛び交うようになったのは、人類の歴史の中ではつい最近のことなのです。

人類が初めて情報志向型の社会を形成した時期に活躍したのはアメリカのIT企業でした。当時のアメリカのIT企業は、日夜猛烈なスピードでシステム開発を続けました。

図らずも「日夜」という言葉が出てきましたが、ここで「アメリカの裏側」というインドの立地条件が効果を発揮します。つまり、アメリカのIT企業は、インドに拠点を設置し、昼間はアメリカで開発を続け、夜になったら作成中のプログラムなどをインドにいる仲間にパスし、インドが夜になったらアメリカへパスし、24時間開発を続けるのです。

その結果、アメリカはもちろんですがインドでもIT産業が発展しました。数多くのIT企業が誕生し、インド人IT経営者も増え、「GAFA」と呼ばれる4つの巨大IT企業(Google・Amazon・Facebook・Apple)が大きな力を持つようになり、人々の生活や社会が情報志向型になりました。

ちなみに、英語が公用語であることや、10億人を超える人口、数理に強い国民性(九九は11の段まであり、インド式の計算方法は日本でも流行しました)、ヒンドゥー教に基づく社会制度などもインドのIT産業の発展を加速させています。そして、IT産業の発展を通じて現代社会の変革に関わっています。インドの急成長も現代社会の急激な情報化も、数々の条件が重なった偶然の産物と言えるかもしれません。

興味がある方はインドについていろいろ調べてみてください。せっかく情報志向型の社会で暮らしていることですし、情報を集めてみましょう。ヴェーダ数学という古代インドの数学を応用したインド式計算なんかはとてもおもしろいですよ。  

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