こんにちは。ほまれ塾助っ人ライターのAです。
前回のブログで、
①プログラミングとは、問題の解き方や処理の仕方をコンピューターが読み取れる形式で書く作業である。
②プログラミングは時代に合った有効なスキルである。
③しかし、プログラミングよりも重要な学力がある。
という話をさせていただきました。
今回は、AI時代に本当に高めるべき学力について考えてみたいと思います。
プログラミングよりも重要で、時代の変化に関わらず、小学生のうちに伸ばすべき学力。
それは「算数力」と「国語力」です。
ありきたりかもしれませんが、事実としてこの2つは極めて重要な学力なのです。
そして、「小学生のうちに伸ばす」ということが鍵となります。
算数力を伸ばすことによって、「数理を扱う能力の基礎」が育てられます。小学校の算数の先にある数学はもちろん、あらゆる理工系分野の思考をする前提となります。
一方、国語力は「言語を扱う能力の基礎」を育てます。文章の読み書きはもちろん、考えを言葉で表したり抽象的な対象を把握したりするなどの言語に基づく思考の基礎となります。
そして、算数力を通じて「数理を扱う能力の基礎」を、国語力を通じて「言語を扱う能力の基礎」を合わせて育てることによって、この2つの土台にある言わば「基礎的な論理的思考力」までもが育つのです。
この「基礎的な論理的思考力」は、分野を問わず全ての学力や思考力において基礎として機能し、有効に作用します。英語、理科、社会、その他一見数理にも言語にも関係がないように思えるあらゆる分野においても有効に作用します。各教科の記述式問題で的確な解答ができるようになるでしょうし、学習内容の理解・吸収もしやすくなるでしょう。
その上、勉強以外の能力にもプラスになります。映画や推理小説を推理しながら楽しんだり、トランプ等のゲームの戦略を考えたりパズルを解いたりする時にも、無意識のうちに基礎的な論理的思考力が機能しています。
竹田教室長が現在塾を経営できているのも、小学生時代に算数・国語・読書などで培った基礎があり、その上でいろいろなことを学んだからなのです。
算数と国語によって育つ「基礎的な論理的思考力」は、まさに基礎的で、それ故に活用できる領域が広く重要な思考力と言えます。
なお、先ほどから「小学生のうちに」ということを強調していますが、それは脳みそが若い子どものうちの方が基礎的な能力を育てやすいからです。伸びやすい時期については「3歳まで」「○歳前後」など諸説ありますが、概ね小学生ぐらいの年齢であれば大きな学習効果を期待できるでしょう。
今後AIの発展等により時代は大きく変わっていきますが、ほまれ塾の皆さんには、どんな時代でも通用する確かな学力を身につけて新しい時代を生き抜いていってほしいと思います。
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